今回はZenFone7(I002D)の修理です!
水没したスマホを修理して欲しいという事で飛び込みでのご相談でした。
お風呂でお湯の中に落としてしまいそこから起動しなくなったという事です。
現状は何も動かなくなっている状態ですが、データを取り出せるように出来ればというわけでこのまま修理をお預かりさせて頂く事になりました。
こちらがお預かりしたZenFone7の端末。
水没の故障なので、分解して内部を詳しく点検するとともに、内部クリーニングをしていきます!
バックパネルを取り外した状態で水滴がまだ残っている状態でした。
この状態で充電したりするとショートしたりするかもしれないので、決して充電はしないように気を付けましょう。
ここからさらに分解を進めていって、細かなところまでチェックを行います。
映っているのはバッテリーのコネクターです。
ショートしている跡が残っていて、この状態だとバッテリーからの電流が流れないと思われます。
バッテリーのコネクターはショートはしていたものの軽度のダメージだけだったので、腐食したり炭化していた部分をクリーニングしたらキレイな状態に戻すことが出来ました。
もし損傷が酷かったりすると基板が部分的に燃えて焼失していたりして、復旧できない場合もあります。
基板を取り出しての作業になるので取り付けられている部品はすべて外していきます。
右下の辺りにあるディスプレイのコネクターが一部ショートした後が残っているので、この部分が無事かどうかがカギを握りそうです・・・。
基板を取り出してチェックしましたが裏側の方は多少水が入っていましたがそこまでダメージは無さそうでした。
こちらは充電口付近を分解したところです。
充電コネクターのミニ基板やスピーカーが結構濡れていて、バイブレーター部品もさびかけているように見えますね。
こちらも全体的にクリーニングと乾燥をしっかり行いました。
一通り作業が終わったら、もとの端末の状態に組み上げてテストを行います。
電源をつけてみると・・・バイブ振動の後にロゴが表示されて何とか起動してくれそうです!
無事にホーム画面まで起動したので、機能に問題が無いかチェックしていきましたが正常に動いていました!
ディスプレイのコネクターの損傷がもう少し深かったら起動が出来ても画面表示が何も映らないような状態になっていたと思うので危なかったですね。
実はこの機種だと交換部品がまだ入手できないものが多いので、損傷の程度によっては復旧が難しくなる可能性ありました。
基板や部品に致命傷が無かったのでクリーニングによって復旧出来ました。
水没した時にダメージを最小限に抑えるポイントとしては、濡れた後はとにかく使用しない事が大事だと思います。
動いているからといってそのまま使ってしまうと中でショートして部品がダメになってしまったりするので。
そして、水没後はできるだけ早めに修理に出して頂く事も大事です。
あまり水場には持ち込まないようにするのが一番ですが、もし水没してしまったという時はお近くのスマホスピタルまでお持ちいただければと思います。
スマホスピタル 大丸札幌店 店舗情報
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- 〒060-0005 北海道札幌市中央区北5条西4丁目7番地 大丸札幌店3F KiKiYOCOCHO
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