電源が入らず、充電が出来ないZenfone Max(M2)の修理
2022.03.31 修理速報 バッテリー交換修理 , ZenFone Max(M2)
本日は、長期間放置していて電源が入らなくなってしまったZenfone Max(M2)についてです。
スマホなどに使用されているリチウムイオンバッテリーは、充電容量が空の状態で長期間放置してしまうと過放電と呼ばれる状態になり、バッテリーが中々充電出来ない状態になったりします。
この場合、充電器に繋いだ状態で数時間も置いておけば症状が改善することもあるのですが、過放電状態のバッテリーは非常に劣化しやすい状態になっているため、バッテリーが充電出来ないほどにまで劣化してしまうこともございます。
今回の端末も、長期間使用していなかった端末を利用しようとしたら電源が入らなかったとのことですので、バッテリーの劣化の可能性が濃厚です。
ということで、基板に問題がある可能性もありますが、バッテリーが一番怪しい旨をご説明させて頂き、バッテリーを交換してみることとなりました。
今回のZenfone Max(M2)は、バックカバーが基板全体を覆うような形のAndroidになります。
バックカバー自体も結構丈夫な作りになっていますし、粘着テープで固定されている訳でもございませんので、バックカバーの破損の心配も少ないです。
バックカバーを取り外すと、画像赤丸部分にコネクタを覆っている金属カバーがネジ止めされているので、そちらを取り外します。
後は、バッテリーのコネクタや取外しに邪魔になるコネクタを取り外して、バッテリーを交換するだけです。
新しいバッテリーを取りつけ、さて動作確認となるハズだったのですが…
バッテリーのコネクタを取り付けるとコネクタ部分が発熱してしまっています。
こうなると、バッテリーの初期不良か基板の不具合が疑われます。
バッテリーをもう一つ発注して、そちらも取り付けてみますが、同様にコネクタ部分が発熱!
流石にバッテリーが2つとも初期不良という可能性はかなり低いので、こうなると基板の方に問題がある可能性が濃厚ですね。
今回は使用出来るようにするには基盤修理が必要そうな案件でしたが、基板修理ともなると修理費用も高額ですし、内部データも特に必要という訳でもなかったようですので、修理断念ということになりました。
スマホなどに使用されているリチウムイオンバッテリーは、充電容量的に20%~80%が保存に適している状態と言われています。
今回のように長期間使わない端末については、ある程度充電してある状態で電源を切った状態で保管しておくのが良いでしょうね。
…とはいえ、自然放電もあるので、あまりに長期間放置してあると結局使用出来なくなってしまう恐れがあるんですけどね。
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