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本日は、Xperia　XZのバッテリー交換についてです。

Xperiaはバックパネルから内部にアクセスしていくタイプのものと画面側から内部にアクセスしていくタイプのものが混在しておりますが、今回の端末は画面側からアクセスしていくタイプになります。

画面を取り外す必要があるので、画面にひび割れなどがあるとひびが広がったり、完全に使用出来なくなる恐れがあります。

また、画面の取り外しもちょっとしたミスで色が変色したり、画面が映らなくなる可能性もございますので、画面も交換するというようなことでも無ければDIYはちょっと難しいかもしれませんね。

前置きはさておき、実際の修理工程へと移りましょう。

まずは、画面の取り外しです。

強力な粘着テープで固定されているので、そちらを切り離しながら画面を取り外していくのですが、あまり奥までヘラやピックを差し込むと画面が壊れてしまう恐れがあります。

幅が広く、奥の液晶画面にまでは当たりづらい画面上側から少しずつ粘着テープを切り開いていき、画面と本体との間を覗き込みながら少しずつ粘着テープを切っていくと画面を破損させにくいですかね。

画面を固定する粘着テープを切り離せたら、画面を取り外す前にバッテリーのコネクタを取り外せるような構造になっているので、先にバッテリーのコネクタを取り外してしまいましょう。

次は画面を取り外して、基板を覆っている金属プレートの取り外しです。

この金属プレート側にバッテリーがくっ付けられています。

例の如くバッテリーは強力な粘着テープで固定されているので、プレートとバッテリーの間にヘラなどを入れて、少しずつ切り離して行きましょう。

力づくでも外せないことはないのですが、この金属プレートは簡単に変形してしまいます。

力加減にも注意して作業しましょう。

バッテリーの交換が済んだら、後は元通り組み立て直して動作確認です。

…近接センサーの接触があまりよろしくないようです。

画面の上部に電話時の画面の誤タッチを防ぐため、近接センサーと呼ばれるものがついているのですが、画面の接着が甘いとセンサーが誤反応を起こしてしまいます。

粘着テープの厚みで駄目になってしまうこともございますので、上手くくっ付かない時は接着剤を用いて固定します。

ただ、接着剤の場合、完全に固定されるまでにお時間を頂くことになってしまうので、出来れば粘着テープで何とかしたいところですね。

再度接着を試みて、近接センサーの誤反応もなくなりました。

他の機能には特に問題が見られませんでしたので、これにて交換作業完了です。

Android端末は、バックパネル側からバッテリーの交換が可能な機種の場合は、ある程度下調べさえすれば、比較的簡単にDIY作業も可能なのですが、画面側から交換が必要な機種の場合、画面が駄目になってしまう恐れが付きまといます。

サブ機などであれば、ご自分で挑戦されてみても良いのかもしれませんが、メインの端末であれば当店のような修理店へご依頼された方が良いかもしれませんね。