スマホのプロ・スマホスピタル博多駅前店が紹介する、いろんなデータ引き継ぎで役に立つ考え方
2019.11.17 お役立ち情報
筆者は今年発売されたZenFone 6を使っていますが、そのフロントパネルが気づかないうちに割れていた……という夢を見ました。起きてスマホを確認すると勿論割れていることはなくきれいな状態。まさかこんな夢を見るとは……職業病かしら。電車などでもスマホを使っている人を見かけると"あれはiPhone XかXs" "あの形はXperia 1っぽい" "AQUOS……かな" "おっ、Apple Watchだ" なんてことまで考えてしまいます。ハイ、どう考えても職業病ですね。
皆さん御存知の通り日本ではiPhoneのシェアが世界と比較して高いのですが、アッチもコッチも大人も子供もみんなiPhone、という状況だった数年前に比べるとAndroidが増えているように感じます。そもそもなぜ皆iPhoneを選んだかというと理由はいくつかあります。
一つは初期のAndroidスマホは完成度が低く、使い物にならないと感じていたときにiPhone 3Gが上陸し、その完成度の高さに惹かれた人がこぞって機種変更して周りにも勧めたから。このあたりはソフトもハードもすべてAppleが設計を行う強みと言えます。
次に日本人はブランドに弱く、みんなと同じが好きだから。もちろん日本人全員ではありませんが、民族的な傾向としてはやはり納得行くところ。最新の機械を使うのが苦手な人にとって、周りの人に使い方を質問しやすいというのは十分iPhoneを選ぶ理由になったことでしょう。スマホケースなどアクセサリの種類が豊富なことも、こだわりたい人にとっては大きなメリットです。
そして3つ目の理由はキャリアの端末購入補助がAndroidよりiPhoneが優遇されていたためです。特にこだわりがなければ安く買えるものが良いのでiPhoneを選ぶ人が多いのも当然ですね。Appleが高額な販売奨励金を出すためキャリアとしてもiPhoneを推すのは当然。Appleシェアを増やす巧みな戦略といえます。
しかしそれも過去の話。SIMフリースマホが普及しはじめ、Androidが成熟して性能は必要十分に達し、処理も安定してくると、"別にiPhoneじゃなくてもいいじゃない?" と気付いた人がAndroidに移行しはじめたとみられます。iOS 13は開発を急いだのかバグが多く、一方のAndroid Q (10)はもともと安定していたAndroid P (9)から小規模の改良にとどめさらに使いやすくなったと好評です。
とはいえOSをまたいだ機種変更は何かと面倒なもの。iPhoneからAndroidへ、またはAndroidからiPhoneへ機種変更する際に注意すべき点とはなんでしょうか。多くの人が引き継ぎたいのは撮影した写真や動画、通話履歴と連絡先、メールアカウント、LINEなどSNSアカウント、ゲームのプレイデータなどです。
このように挙げてみると数が多く、苦手な人は途方に暮れそうになりますが、それぞれの手順を覚えるのではなく考え方を覚えれば初めて使うアプリでもさして苦労しない……と思います。筆者はむしろ得意な方なのであくまで憶測ですが。
考え方、とはそれぞれのデータがどこに保存されているかを理解するということ。
例えば撮影した写真や動画は端末に保存されますが、GoogleアカウントやAppleIDを設定している場合、GoogleフォトやiCloudにも同期して保存されています。機種変更後、iPhoneでもGoogleフォトのアプリは使えるので、インストールしてアカウントを設定すればそれまで保存した写真が見れるようになります。
Androidの場合はiCloudアプリがないので、機種変更前にiPhoneにGoogleフォトをインストールしてデータを同期しておけば引き続き写真を見ることが出来ます。それが面倒ならchromeでicloud.comにアクセスし、AppleIDを入力すれば同様に写真閲覧が可能。
もしデータ同期を全くしていなかったり、インターネット接続できない・したくない状況だったら……? そのときは端末にしか保存されていないのでデータを諦めるか、可能であれば同期させることになります。
メールや連絡先もそれぞれ同期できるし、SNSアカウントはサービス提供元のサーバーに保存されているので、メールアドレスやパスワードを登録しておけばOK。LINEはメッセージ系サービスでは唯一トーク履歴が端末に保存されるので、事前にバックアップを取る必要があります。スタンプなどの購入履歴は他のSNSと同様サーバー上に保存されます。端末にしか保存されてないから、一旦別の場所に保存しなければならない……これもどこにデータが保存されているかを理解すれば迷うことはないですね。
ゲームのプレイデータはタイトルごとに違うので一概には言えませんが、大抵はプレイ開始後のチュートリアルで教えてくれたり、ヘルプに記載があり、その手順はメールアドレスとパスワードを登録することが多いです。やはり基本的にはサーバー上に保存されているので、自分のデータを照会するためにこれらが必要なイメージです。
手順ではなく仕組みを理解する……ちょっと難しいですが、出来るようになればどんなアプリの引き継ぎも怖くありません。
スマホスピタル 博多駅前店 店舗情報
- 住所
- 〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前3-26-14 第2宮島ビル2F
- 営業時間
- 10:30〜19:30 (無休)
- hakata@smahospital.jp
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