iOS 14とAndroid 11から見えてくるOS間の違いを、スマホスピタル博多駅前店がガチで考えてみた
2020.06.26 お役立ち情報
6/22、AppleはiOS 14及びiPadOS 14をはじめとした様々な発表を行いました。
その中で筆者が気になったのは、iOS 14でホーム画面にウィジェットを追加できるようになったこと。Androidユーザーならご存知でしょうが、Androidでは昔からウィジェットがありました。もちろん最新のAndroid 10でも使用可能です。
ウィジェットとは、天気予報や歩数計、株価などを直接ホーム画面に表示する機能のことです。情報は随時更新され、これによりわざわざ天気予報アプリなどを開かなくてもホーム画面を見るだけでその確認ができました。タップすればそのアプリが起動するのでウィジェットに表示しきれない情報を詳しく確認することも可能です。
Androidでは昔からウィジェットがありました(2回目)。……いまさら? ジョブズの美学に反するから、できるけど今までやらなかったのでは?
インストールしてる全アプリを整頓表示するアプリライブラリも追加されるとか。……Androidのアプリドロワーじゃないですかね?
safariやメールなどのデフォルトアプリも変更が可能になります。…………Androidの(略)。
Androidの後追いしかしてないと思うのは私がAndroidユーザーだからでしょうか?
ちょっとずれますがiPhoneユーザーでは未だにホームボタン信仰が根強いです。iPhone SE(第2世代)が久々のホームボタン搭載機ということで話題になったのも記憶に新しいでしょう。"ジョブズの創り上げたもの"を信仰するユーザーは、それが壊されるとき反発します。今回のアップデート情報でも、案の定ウィジェットなどにたいして否定的な意見がチラホラ見られました。
Androidはとっくに、ほとんどのユーザーがホームボタンのない機種を使っています。そもそも新機種でホームボタン搭載が少なくなりましたし、画面内ホームボタンや静電式(非ボタン式)ホームボタンもありました。
例えば機種変更したいけどXperiaの新機種は気に入らないので次はGalaxyにする、などフットワークの軽い使い方もできました。その結果ユーザーの求めるものが生き残ったと考えられます。
サイズ違いなどを除けば基本的に毎年1機種しか発売しないiPhoneではそのような効果は起きず、当初は安定性や新機能でリードしていたのにいつのまにかAndroidに追い抜かれてしまいました。販売台数が減少を続けているのは、端末価格の高騰にたいして新機能の魅力がないからと感じます。
一方Androidもバージョン11ベータ版がリリースされており、面白いことに背面タップがiOS 14とAndroid 11 ベータ版のどちらにも追加されています。Android 11の背面タップはPixelシリーズ限定のようですが、ジャイロスコープと加速度センサーを利用するとか。最近のスマホなら大抵ついているので、十分な検出精度に調整できればサードパーティにも開放されるかもしれません。
Android 11で追加された機能としては……
プロジェクトMainline対象モジュール追加。アップデートで最新の状態を維持しやすくなった。
メールやメッセージのやり取りをスムーズにするインターフェースの追加。
音楽や動画再生時、コントロールパネルで簡単に操作できるようになった。
位置情報などにアプリがアクセスする際、"今回のみ"や"アプリ使用中のみ"許可できるようになった。
……などです。下2つはiPhoneで以前から出来ていたのでAndroidが追従したと言えます。
Androidは新機能追加より、更に使いやすく調整を重視した印象です。折りたたみとかポップアップカメラとかディスプレイ指紋認証とか、あるいは画期的な操作方法とか、新しいことは各メーカーが勝手に追加してカスタマイズしてくれるので、それらの基礎であるOSはとにかく安定姓を重視した。当然といえば当然かも知れません。
"ジョブズの遺産"はブランドイメージに貢献しますが、変革に対する足かせでもあります。良くも悪くもAndroidにはそういったものがありません。未来が開けているのは、はたして?
スマホスピタル 博多駅前店 店舗情報
- 住所
- 〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前3-26-14 第2宮島ビル2F
- 営業時間
- 10:30〜19:30 (無休)
- hakata@smahospital.jp
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