「使っていないのに!」Androidの充電が減る原因と対処法を解説
2024.01.05 お役立ち情報
「そんなに使ってないのにいつの間にかスマホの充電が減っている…」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。Androidを購入してから期間があまり経っていないのに、このような症状が現れると、故障を疑ってしまいますよね。Androidの充電持ちが悪いと、外出時に充電が切れたり、こまめな充電が必要だったりなど不便なものです。
そこで本記事では、Androidを使用していないのに充電が減る原因と、充電を長持ちさせるためにできる対処法について解説します。
目次
先にチェック!Androidのバッテリー最大容量を確認する
Androidスマホの充電が早く減ってしまうときは、初めにお使いのAndroidのバッテリー容量を確認します。
以下の手順で、Androidのバッテリー容量を確認できます。
1.設定を起動
2.システムをタップ
3.端末情報をタップ
4.電池製造情報・電池性能表示などバッテリー項目をタップ
新品の状態と比較したバッテリー劣化具合の説明やバッテリーの状態が%で表示されます。
使っていないのにAndroidの充電が減る理由
使っていないのにAndroidの充電の減りが早いとき、どのような原因が考えられるのでしょうか。減りが早い理由について解説します。
充電ケーブルの電圧は間違いないか
Androidも年々進化しています。1~2年前と充電口は同じだけど実はアダプターのパワーが違っているという事も良くあります。
よくあるご相談の中で「充電が溜まらない!」と窓口までアダプターをお持ちいただいてチェックすると、ひと昔前の「10Vの1A(10W)での充電パワー」のアダプタで今使っている端末の推奨パワーには足りていなかったという事例です。
昔からの使いまわしアダプターや意図せずご家族の別アダプターと取り違えになっていないか確認してください。パワーが足りていない場合、充電をしながら操作をしていると残量が減っていく場合も有る為要注意です。
※機種によりますが20w以上など推奨パワーがあります。
バッテリーが劣化している
前述したAndroidのバッテリー最大容量チェックで、定格容量の80%以下になっていたら、バッテリーの劣化が進んでいると考えるべきです。
具体的に気を付けたい使用状況として、日光の当たる場所や、真冬の極端に寒い環境のように、高温または低温の環境下での使用は控えなければなりません。
また、充電しながら使用することもAndroidのバッテリーの劣化を進めるおそれがあります。
Bluetoothが常にオンになっている
主にワイヤレスイヤホンでBluetoothを使用しているかと思います。
ワイヤレスイヤホンを使用していない際はBluetooth機能をOFFにしてあげましょう。
必要な時だけONにする!それだけでもバッテリーの節約になります。
GPS設定が常に動いている
位置情報ゲームなどではアプリを開いている際はGPS機能オンに設定する事も可能です。
全てのアプリでGPSを常にオンではなく設定より必要なアプリだけ上手くGPSを使用する事でバッテリーの節約となります。
【Xpria 1例】
設定>位置情報
- ・本画面で位置情報を使用するアプリの権限の変更が可能
- ・Google位置情報の精度の調整が可能
機種とAndroidVerによって表示が異なることがありますので機種のオンラインマニュアルを参照ください。
【iPhone例】
設定>privacyとセキュリティ>位置情報サービス
次回または共有時に確認が可能、また下記選択肢にアプリ毎に変更を実施する。
- 「アプリの使用中は許可」
- 「一度だけ許可」
- 「許可しない」
不要なアプリで「常に」となっているアプリが多いとバックグラウンドでエネルギー消費されているので調整してみましょう。
通知設定を見直そう
アプリの通知も必要・不要を見極めましょう。例えばよく使うSNSはオンにしてニュースアプリやゲームアプリなどは通知をオフにするなどライフスタイルによって調整する事でバッテリー節約となります。
【iPhone例】
設定>通知 > 通知スタイルがオフになっていない場合は「バナー」や「サウンド」
「バッジ」「読み上げ」などが表示されているアプリは通知設定がされていますので見直しを行いましょう。
【Galaxy例】
設定>アプリ>アプリ一覧から変更したいアプリを選択>通知から詳細設定を行う。
アプリによって「通知カテゴリ」は細かく通知内容を選択できます。不要なものはオフにしましょう。
自動アップデートを見直そう
スマホやiPhoneでOSやアプリの自動更新がオンになっている場合は新しいバージョンがリリースされた時点で更新がされてしまいます。
基本はWi-Fi接続時のみとなっているかと思いますが自宅ではなく外出先で勝手にアップデートが始まってバッテリー残量が減ってしまうのは避けたいですよね。
そんな時は自動更新をオフにしておきましょう。
【iPhone例】
設定>一般>ソフトウェアアップデート>自動アップデート をタップ
【Google Pixel 6例】
- 1)設定>デバイス情報>ビルド番号を数回タップ>必要に応じてPINを入力
- 2)設定>システム>詳細設定「開発者向けオプション」>自動システムアップデートをオフに
※【基本初期値はオフだがオンになっているかを確認】
上記を確認する事で手動アップデートに切り替えられます。バグ修正やセキュリティ関係もあるので自宅のWi-Fi環境かつ充電が出来るタイミングでアップデートを実施してください。
複数のアプリを起動している
使用していないアプリがバックグラウンドで起動されたままになっているケースも少なくありません。動画やSNS、大容量のゲームアプリをバックグラウンドで起動したままにすると、バッテリーを消費してしまいます。
アプリの使用後は画面を閉じるだけではなく、アプリそのものを終了することが大切です。普段から使用していないアプリがある場合は、アンインストールすることもバッテリーの節約につながります。
ウイルスに感染している
ウイルス感染がAndroidの充電の減りを早くしているおそれも考えられます。Androidに感染したウイルスによっては、ユーザーが気づかないうちに勝手に通信を行う種類もあり、その通信がバッテリーの消耗につながるのです。
【Android】バッテリーの減りの早さを改善する対処法
日常的に使用するAndroidの充電の減りが早いと、普段の生活にも支障が生じることも考えられます。外出時にいつの間にか充電が切れていたり、頻繁に充電しなければ普通に使用できなかったりなど非常に不便なものです。
では、バッテリーの減りの早さを改善する方法には、どのようなものがあるのでしょうか。
ここではAndroidの充電の減りの早さを改善するための方法について解説します。
充電しながらスマホを使わない
充電しながらスマホを操作すると熱が生じやすい過充電状態となり、バッテリーを痛めてしまうおそれがあります。過充電とは「充電が100%を超えても充電し続ける」ことを指し、バッテリーに大きな負荷をかけます。
バッテリーに使われるリチウムイオン電池は、過充電すると必要以上にリチウムイオンを放出してしまい、劣化しやすくなる特徴があります。過充電を避けるためにはスマホを充電しながら使用するのは避けましょう!温度が高くなるのも劣化を早める原因となります。
①「スマホの充電中は操作しない」が重要
バッテリーを使い切って放置しない
バッテリー劣化を招く充電方法として、残量が0%になってから充電することがあげられます。これはバッテリーの過放電につながるため、劣化を進めてしまう原因になるのです。
過放電とは、電池の容量が0%の状態から、さらにエネルギーを取り出そうと放電してしまうことを指します。過放電状態のまま放置すると、電池の負極に用いられている銅箔が溶け、劣化を促し、最終的には充電できなくなるおそれがあります。
②多くのAndroidは20%~80%の間で充電と使用を繰り替えす使い方がオススメです!
スマホの設定を見直す
スマホの設定を見直すことで、バッテリーへの負荷を減らすことができます。たとえば、アプリによってはバックグラウンドで勝手にデータの更新や通信を行うものがあります。このようなアプリは、バックグラウンドの更新設定をオフにすることで、データ更新や通信が抑えられ、バッテリー消耗の防止につながります。
また、スマホは購入時から複数のアプリがインストールされています。それらの中に不要なアプリがあれば削除することをおすすめします。充電の減りを少しでも抑えることができます。
③不要なアプリは削除 アプリごとのバックグラウンド更新はオフに
それでも充電の減りが改善されない場合
ここまで紹介してきた対処法を試しても、充電の減りが改善されない場合は、ほかの対処法を検討する必要があります。
バッテリーを交換する
ここまで紹介してきた対処法を試したものの、改善が見られない場合はバッテリーの劣化が顕著である可能性が疑われるため、バッテリーの交換が必要になります。
Androidのバッテリー交換は機種によって交換方法が異なるため、知識のない方が自分で行うことは困難です。バッテリーの交換作業は、専門的な知識を持つプロに任せることが得策といえます。
バッテリー交換を専門業者へ依頼する場合は、大きく以下の3つが考えられます。
- ①キャリア
- ②メーカー
- ③修理専門店
キャリアやメーカーでバッテリー交換
キャリアの補償サービスに加入している場合やメーカー修理の安心感を求めるなら、キャリアまたはメーカーへバッテリー交換を依頼するのがおすすめです。
バッテリー交換までの流れ(キャリア/メーカー)
多くはWEBからの申し込みになります。docomo、au、Softbankなどご自身のマイページから修理の流れを確認してみましょう。
一部のメーカーはSIMフリー購入されている場合はメーカー対応窓口となります。XperiaなどはLINEや電話での専用問合せ窓口が設置されています。
メリット/デメリット(キャリア/メーカー)
キャリアやメーカーで保証・補償がある場合は安価 or 無償での交換できるのがメリットとなります。ただし、デメリットとして「本体交換」になる事がほとんどでデータのバックアップ、復元がユーザーで必要となります。また機種・キャリア・エリアによっては2~3日から数週間かかってしまう場合もある様です。即日での交換が可能なのかはキャリア・メーカーに確認を行いましょう。
街のスマホ修理店でバッテリー交換
一方、費用の安さや修理完了までのスピードを重視する場合は、修理専門店が選択肢としてあげられます。
ただし、修理専門店も業者によって品質が異なるため、業者選びは慎重に行う必要があります。
Androidのバッテリー交換で専門修理業者をお探しの方は、ぜひにご相談ください。であれば、即日修理、引き渡しが可能です。また、専門的な研修を受けたスタッフが応対するため、少し前のモデルから最新のものまで幅広い機種に適切に対応できます。
バッテリー交換までの流れ(街のスマホ修理店)
多くのスマホ修理店では在庫があれば飛び込みでのご相談でも対応可能です。ですがiPhoneと違ってAndroid機種は大変種類が多いので事前に在庫確認をしていただくと安心いただけるかもしれないです。取寄せが必要な場合もあるのでまずは問合わせるのがベターです。
メリット/デメリット(街のスマホ修理店)
キャリア・メーカーと違いバッテリーのみを交換するのでデータはそのまま・短時間でお返しできるのが最大のメリットとなります。また修理費用も正規店修理より抑えられる事が多いです。デメリットは非正規修理店での修理後はキャリア・メーカーでの修理はほぼ受けられなくなります。ですがであれば最大6ヶ月の長期保証もお出ししますのでご安心ください。
Androidの買い替えを検討する
Androidの買い替えも選択肢のひとつです。1年未満でのバッテリー不良は初期不良の可能性が高いので、一度メーカーへ確認しましょう。
2年以上使用している場合、最新のOSにアップデートできないなどの問題が生じることがあります。もしアップデートできない場合は、この機会に買い替えの検討も選択肢として考えられます。端末に愛着があり、機種変更をしたくない場合は、専門の修理業者へバッテリー交換を依頼するのもおすすめです。
まとめ
本記事では、Androidの充電が減る原因と充電が減らないためにできる対処法について紹介しました。Androidの充電の減りが早い原因はいくつもあります。場合によっては、複数の原因が重なっていることも考えられますので、本記事で紹介した対応策をそれぞれ試して、改善が見られるか確認してみてください。
それでもバッテリーの不具合が改善されない場合は、お近くのにご相談ください。不具合を放置しておくと、症状が悪化することも懸念されるため、早めに相談することをおすすめします。
更新日:2024/08/19
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