「ウイルスに感染しています」。スマートフォンを使用中、突然このようなポップアップ広告が現れた方もいるのではないでしょうか。
身に覚えがない不審な広告は、悪意のあるアプリの購入を促すものである可能性が高いですが、実際にウイルスに感染しているか不安になりますよね。では、Androidのセキュリティ対策はどのように行えば良いのでしょうか。
こちらの記事では、Androidスマートフォンのウイルス対策についてご紹介します。
目次
「感染したかも…」ウイルス感染をチェックする方法
ネット検索中、不審なポップアップ広告が表示され、スマートフォンのウイルス感染に不安を感じたときは、セキュリティ対策ソフトの導入を検討してください。不正なアクセスを検出してブロックし、排除する働きが期待できます。
セキュリティ対策ソフトは実績のあるものを選ぶうえ、必ずGoogle Playストアからダウンロードすることが大切です。使用日数限定の体験版なら、製品版と同様の機能が無料で使用できます。
おすすめのセキュリティソフトと無料版の使用日数は、次の表のとおりです。無料体験終了後は有料版へアップグレードすると、引き続き使用できます。
セキュリティアプリ | 体験日数 |
ウイルスバスターモバイル | 30日間 |
ノートン | 30日間 |
カスペルスキーインターネットセキュリティ | 20日間 |
マカフィーモバイルセキュリティ | 14日間 |
Androidにおけるウイルス対策の必要性
近年はPCよりもスマートフォンでネット検索する方が増えています。連絡先や写真、クレジットカード情報まで記録するスマートフォンもPCと同様に、ウイルス対策が欠かせません。
まずは、ウイルス対策の必要性をしっかり理解しておきましょう。
実はAndroidのOSにはウイルス対策がすでに入っている
AndroidやiPhoneのOSには、個人情報を守るプログラムが組み込まれています。
PCにウイルスが侵入すると、システム内に感染が広がります。これに対してスマートフォンでは、「サンドボックス」と呼ばれる限られた範囲内だけでしかアプリが動作できず、ほかのアプリやシステム、データなどに侵入できません。
「小さな砂さえ通さない」という意味が込められたサンドボックスは、ウイルスを媒介するアプリをブロックします。スマートフォンはPCよりも一段高いセキュリティ対策が施されているといえます。
AndroidはiPhoneよりもウイルスが多い
一定レベルで守られていても、絶対に安全とはいい切れません。なかでも、Google play以外からもアプリをインストールできるAndroidは、汎用性が高い一方でウイルスに感染するリスクが高いとされています。
Androidでは以下のウイルス感染事例が報告されています。
ランサムウェアによる端末の乗っ取り
偽のセキュリティ対策をうたったアプリをきっかけに、身代金(ランサム)要求型のウイルスが侵入した事例が報告されています。
この事例では、画面に突然「ウイルスが見つかったので、有料版を購入してください」といった表示が現れ、購入画面から抜け出せなくなります。Androidをロックして、ロック解除のための代金を要求するのが目的です。
個人情報の抜き取り
偽のセキュリティ対策をうたったアプリをインストールしたあとにスマートフォンを起動すると、電話帳の登録している情報が読み取られ、勝手にアプリ制作者に送信される事例です。
このケースは、アプリをインストールした後に起動すると勝手に情報が抜き取られてしまうため、すぐにアンインストールしても意味がありません。アプリのインストール時に、個人情報とネットワークアクセス権を要求してくるのが特徴です。
例えば、バッテリー節約アプリなのに、連絡先などの個人情報にアクセス権を求められた際は、安易に許可しないことをおすすめします。
リモート操作による盗撮・盗聴
アプリを介してリモートアクセスツール(RAT)がAndroidにインストールされ、勝手にスマートフォンを遠隔操作される事例もあります。
スマートフォンを遠隔操作されたことで受けた被害例は以下のとおりです。
・勝手に電話をかけられた
・通話や音声を勝手に記録された
・電話帳データを盗まれた
・カメラ機能を使って盗撮された
Androidのセキュリティを高める方法
プログラム自体に一定レベルの対策がとられているとはいえ、スマートフォンをネットに繋いでいる以上、ウイルス感染のリスクはゼロではありません。ウイルス感染を防ぐためには、さらにセキュリティを高める工夫が必要です。
ここからはAndroidのセキュリティを高める方法をみていきましょう。
1.アプリのダウンロードは慎重に行う
Androidのウイルス感染は、アプリを介したものが多いです。Google PlayでインストールできるアプリはGoogleの審査があるため比較的安全ですが、Google Play以外からインストール可能なアプリは安全とはいいきれません。インストールしない方が無難です。
Google Playからダウンロードする場合でも、インストール時の「アクセス権限」には十分注意が必要です。先述したように、バッテリー節約が目的のアプリなのに、連絡先へのアクセス権を要求してくるのは明らかに不審です。怪しいと感じたら、インストールを中断してください。
2.フリーWi-Fiは利用しない
カフェや店舗で使用できる無料の公衆Wi-Fiは、できるだけ利用を避けた方が無難です。フリーWi-Fiのなかには、パスワードの認証を行わずにアクセスできるものがあります。
これは、同時に接続している不特定多数のユーザー同士が交流するのに役立つ機能です。逆をいえば、だれでもデータを閲覧したりコピーしたりできます。
データやログインパスワードを盗まれるリスクがあるため、フリーWi-Fiの利用は慎重に行いましょう。
3.不審なサイトやURLをクリックしない
ポップアップウインドウが執拗に出てくるサイトなど、明らかに不審なサイトや、よくわからないサイトには、立ち入らないのが正解です。
ネット検索をする場合は「https://~」ではなく、「http://~」からはじまるURLを避けましょう。
4.SNSで投稿されたメッセージのURLに注意する
友人や知人であっても、SNSで投稿されたメッセージのURLはしっかりチェックしましょう。フォローしている相手のアカウントが乗っ取られている可能性を否定できません。
SNS上の投稿からアプリをインストールすると、ウイルスに感染する危険性があります。
5.データのバックアップを取っておく
ウイルス感染に備えて、Androidのバックアップをこまめにとりましょう。万が一ウイルスに感染したときは本体を初期化せざるを得なくなります、その際に、バックアップがあれば復元できます。
とはいえ、ウイルスに感染した状態でバックアップをとっても意味がありません。日頃から定期的にバックアップをとる習慣をつけましょう。
6.常に最新のOSにアップデートをする
AndroidのOSは、アップデートでセキュリティ性能を高められます。常に最新のOSにアップデートを心掛けましょう。
OSがアップデートされると、メーカーから通知が来ます。スマートフォンの画面にお知らせが表示されたら、次の手順でアップデートしてください。
1.スマートフォンの設定アプリを開く
2.「システム」を選択する
3.「詳細設定」を開き、「システム アップデート」を選択する
まとめ
AndroidはiPhoneよりもウイルスに感染するリスクが高いため、入念な対策が必要です。不正なアクセスをブロックするセキュリティソフトを導入するだけでなく、日頃のスマートフォンの使い方も見直しましょう。
Androidのウイルス感染でお困りなら、「」にご相談ください。各種モデルに対応しており、豊富な修理実績があります。
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