Androidで大事なバックアップ!スマホは精密機器であり、生活していると思わぬ衝撃や水没で壊れてしまうリスクというのは常にあります。故障してもまた正常に使える状態にするために、修理店があるわけなのですが、故障が酷すぎて修理できないという例もあります。完全に壊れたスマホからデータを取り出すことはほぼ不可能な為、定期的にデータのバックアップを取っておくことが重要なのです。しかし、バックアップ設定がややこしいせいで抵抗感のある方も多いですし、定期的にバックアップを取るといっても、手動だとついつい忘れがちになります。。今回は、Androidで自動かつ定期的にバックアップが取れる設定方法を解説します! Androidで自動バックアップを取れるようにするには※この方法はAndroid6.0以降のOS搭載端末向けになります 1.設定アプリを起動する大抵は歯車マークのアイコンで表示される設定アプリを開きます。2.「バックアップ」や「バックアップとリセット」とかかれた項目を探す機種やOSバージョンにより、項目のある場所や文言は違います。まずはお手持ちの機種の設定画面を開いて確認してみましょう。大抵の機種だと、「システム」という項目にまとめられているようです。3.バックアップ設定をONにするONにすると、定期的に自動でGoogleドライブにバックアップデータが保存されるようになります。Androidスマホを購入したときにアカウントの登録を済ませている場合は、ワンタッチでドライブの連携も取れるようになっていますが、何らかの事情でアカウント登録をスキップしている場合はメールアドレスやパスワードの入力が必要になります。バックアップ以外にも、Android端末は基本的にはGoogleのアカウントを登録・連携させて使うことが前提の設計になっています。アカウント登録は購入時に済ませておくとよいでしょう。 自動バックアップで保存されるデータ Googleドライブへの自動バックアップで保存できるのは以下の6つです■アプリのデータ■通話履歴■連絡先■デバイスの設定(Wi-Fi設定や画面の明るさ設定など)■写真と動画■SMSメッセージ どこまでデータが残っているかはアプリにより、たとえばLINEの場合、トーク履歴も残そうとすると、本体のバックアップとは別に設定が必要になってきます。また、SDカードに入っているデータは自動バックアップの対象にはならないため、SDカードのバックアップは手動で別に作成する必要があります。さらに、音楽データも自動バックアップの対象外です。ダウンロード購入の場合は再ダウンロードの手順を調べておき、CDから取り込んだ場合は元CDを大事に保管しておきましょう。 自動バックアップのデメリット自動バックアップは便利ですが、いくつかのデメリットもあります。1.タイミングによっては失われるデータもある。復元できるのは最後にバックアップをとった時のデータなので、次の自動バックアップ前にインストールしたアプリや写真などは失われることになります。「今すぐバックアップ」という項目を選択すれば即時バックアップを取ることが可能です。特に大事なデータやアプリがある場合、手動でのこまめなバックアップをあわせて行うことをおすすめします。2.通信環境が悪いとバックアップできないバックアップは一度に大量のデータを送信するため、Wi-Fiにつなげて行うことが推奨されています。通常の通信回線経由でもバックアップ自体は可能ですが、ギガを使い果たしていたり、電波環境の悪い場所にいるとバックアップに非常に時間がかかります。ときにはバックアップそのものに失敗することもあるため、通信環境には気を配るようにしましょう。窓が無く壁の分厚い建物、地下、人口密度が極端に高い場所、利用者の多いフリーWi-Fiスポットなどは通信環境が悪くなりがちですから、そのような場所を避けてバックアップを行うようにしましょう。3.ドライブの残り容量には気を付けるGoogleドライブの容量は初期状態だと15GBのみのため、スマホのデータ量が多いとバックアップに失敗することがあります。とくに写真や動画をたくさん保存している方だと容量が不足しがちです。月額250円で100GBまで保存容量を増やすことができるので、ドライブ容量の追加を検討しても良いでしょう。 画面割れやバッテリーの劣化などは比較的元通りに治る確率が高いですし、パーツ交換修理でデータがなくなるようなこともまずありません。