電源が勝手に落ちてしまう&タッチが効かないXperia8の修理
2022.06.30 修理速報 ガラス+液晶交換修理 , Xperia 8
本日は、しばらくすると電源が勝手に落ちてしまう&画面のタッチが効かなくなってしまったXperia8の修理についてです。
電源が勝手に落ちてしまう原因としては、バッテリーの劣化や基板上のICチップなどの故障などが原因の可能性が高いです。
基板上のICチップの破損などの場合、基板修理となってしまうので修理費用が高額になってしまうので、ひとまずはバッテリーを交換してどうなるかを確認したいところですね。
では、実際の修理工程へと移りましょう。
今回の端末は、画面側から内部にアクセスしていくタイプのAndroidになります。
画面を取り外す工程において、ショートして画面自体が駄目になってしまったり、画面上にシミのようなものが生じてしまう恐れがあるタイプのAndroidになるので、慎重な作業が必要になります。
画面を固定している粘着テープを加熱マットなどで温めて、粘着力を落とした状態にして、かつ金属製のヘラなどの使用を最小限に抑えて粘着テープを切り離していきます。
粘着テープが外れたら、画面のコネクタの上側にバッテリーのコネクタを隠している小さな金属カバーがあるので、そちらを先に取り外してバッテリーの接続を解除します。
先に画面のコネクタを取り外した方が作業はしやすいのですが、画面を駄目にしてしまいかねないので、順番は遵守しましょう。
バッテリーのコネクタが外れたら、画面のコネクタの取り外しです。
Xperia系列の画面のコネクタは、外れにくいように専用の固定具が使われておりますので、こちらを取り外して、画面を取り外してしまいましょう。
ここまで外れたら、後は各ネジを取り外して、金属プレートの取り外しです。
この金属プレートの裏側にバッテリーがくっ付いています。
こちらのバッテリーも強力な粘着テープで固定されております。
一応、バッテリーシールを引っ張って剥がせるようにはなっているのですが、途中で千切れてしまいやすいです。
特に干渉するような部品はないので、ある程度力づくでの取り外しでも構わないのですが、金属プレート自体はかなりペラペラなので、力づくで行くと簡単に曲がってしまいますので、出来れば加熱マットや粘着シール剥がし(ソルベントなど)を用いて取り外したいところですね。
バッテリーが取り外せたら、後は新しいバッテリーに交換して組み立てて、ひとまず動作確認です。
…電源は切れてしまうようなことはなくなりましたが、画面のタッチの効きが良くありません。
残念ながら画面の交換も必要そうですね
新品の画面も用意しておりましたので、そちらに交換して再度動作確認します。
…タッチも問題なく効くようになりました!
電源を入れた状態で数時間経っても電源が落ちることもありませんでしたので、問題なさそうです。
修理完了です。
電源が勝手に落ちてしまう故障は、基板修理が必要な可能性もありますが、バッテリーの劣化により生じることもよくあります。
バッテリーの交換で直る場合は、比較的安価での修理が可能です。
原因箇所の判定として、少々作業工賃は生じてしまいますが、バッテリーだけ交換してみるということも可能ですので、同様の症状でお困りの際には是非一度ご相談して頂けましたらと思います。
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