スマホの寿命は何年?バッテリーや画面など壊れる前の兆候もチェック
2024.01.31 お役立ち情報
近年、所持していることが当たり前のようになっているスマートフォン(スマホ)ですが、
昔の携帯電話に比べて高性能・多機能である代わりに、本体価格が非常に高くなってきています。
最近では、10万円近くするスマホもあるのです。高価格のスマホは、長い間使い続けたいところですが、残念ながらスマホにも寿命があります。
使い続けているうちに、スマホに使用されている部品やバッテリーの劣化が起きるため、いつかは買い替えが必要になるのです。
そこで今回は、スマホの寿命や、充電の減りが早くなったときの対処法についてご紹介します。
目次
1.スマホ本体の寿命
スマホの寿命には、主にバッテリー、画面、スペック、サポート期間、スペックの4つがあります。まず、スマホ本体の寿命について考えてみましょう。
スマホ本体の寿命は、特定の値や目安が定められているわけではありません。スマホを作っているメーカーや機種によっても差が出てきます。
そのため、一概に「スマホの寿命は何年です」とは、なかなかいえません。
参考として、内閣府が定期的に行っている「消費動向調査」の総世帯における「主要耐久消費財の買い替え状況」という資料を用いることにします。
それによれば、平成29年3月の携帯電話(スマホ以外のいわゆるガラケーやフィーチャーフォンなどと呼ばれる従来型の携帯電話も含む)の平均使用年数は4.4年だったという調査結果が出ました。
また、買い替えの理由は、「故障」が38.8%、「上位品目」(上位機種への機種変更)が36.5%と、この2つの理由で約7割を占めています。
スマホ本体の故障原因には、突発的な事故も含めスマホの寿命がきたことによる故障とも考えられます。
スマホで動作するOSやアプリの進化により、数年前のスマホ本体の処理能力では、現在の環境についていくことが難しくなったため、
上位機種へ変更する理由になったことも考えられます。
内閣府の調査はスマホ以外の携帯電話も含むため正確ではありませんが、スマホ本体の寿命は約4~5年と考えることができるでしょう。
2.バッテリーの寿命
バッテリーの寿命は何年くらいであるのかご紹介します。現在、ほとんどのスマホには「リチウムイオン電池」という種類のバッテリーが使われています。
このバッテリーは小型で軽く、簡単に高電圧を得ることができ、従来の電池に見られた「メモリー効果」による影響をほとんど受けないという優れたバッテリーです。
メモリー効果とは、電池の容量がまだ十分あるのに充電をする行為を繰り返していると、電圧が低くなってしまうという現象のことです。
バッテリーの使い方に注意を払っていなくても、傷みにくい優れたバッテリーですが、それでも長い間使用していれば劣化していきます。
一般的に、リチウムイオン電池は300回の充電で約7~8割、500回の充電で5~7割程度の容量に劣化してしまうといわれています。
完全に充電できなくなるまでバッテリーを使うという場合を除けば、約2~3年でバッテリーの交換を検討したほうが良い時期がくるといえるでしょう。
3.画面の寿命
液晶パネルの寿命は10万時間以上、有機ELディスプレイ(OLED)の寿命は6万時間以上と言われています。
画面よりも他の部分の故障が先にやってくるため、画面の寿命は基本的に意識しなくても問題ありません。
それほどの期間を使っていなくても画面が黄色くなったり暗くなるような不具合が発生することがありますが、それは寿命ではなくて、物理的な故障である可能性が高い症状です。
画面の物理的な故障は主に使用方法や使用環境によって発生するものなので、使い方を気を付けることで防ぐことができます。
4.サポート終了によるソフトウェアとセキュリティの寿命
スマートフォンにはパソコンと同様にOSが搭載されています。WindowsパソコンでもWindows updateがあるように、スマートフォンでもOSのアップデートが定期的に配信されています。
サポートが終了してしまうと、動作に影響を与えるような致命的なバグや、セキュリティ上の脆弱性が見つかってもアップデートが配信されなくなってしまいます。
このセキュリティアップデートが適用されていない状態ではスマートフォンは使用することはできません。
iPhoneの場合は発売から5年経過するとビンテージ品扱いとなり、サポートが終了します。
Androidはご存じのとおり、メーカーが複数あります。それぞれメーカーごとの機種への力の入れようによってサポート期間が異なりますが、iPhoneの5年という期間は下回る機種がほとんどです。
また、最新のバージョンでなければ、アプリ自体の求めるバージョンを下回ってしまい、動作しなくなってしまいます。アプリが使えなくなることはすなわちスマホの寿命となります。
- ・iPhoneのサポート終了期間:約5年
- ・Androidのサポート終了期間:メーカー・機種による。おおよそ3~4年
5.スペックの寿命
スペックにも寿命があります。スペックとは本体が備えている性能のことで、スマートフォンの処理は主にCPU、メモリ、ストレージで構成されたパーツで動作しています。
一昔前のWEBサイトはあまり動きのない静的なページが多く、アプリやゲームも単純な作りのものが多かったため、スペックの低いスマートフォンでも動作していました。
しかし特に最近のゲームアプリを見れば明らかですが、据え置きゲーム機にも負けないリッチな表現や動作のゲームも増えてきました。このようなゲームをスマートフォンで遊ぼうとすると高いスペックが求められます。
ゲームに求められるスペックは年々高まっているので、スマートフォン自体が壊れていなくても時代にあわせて高性能なスマートフォンに買い替えていかないとゲームが遊べないことになります。これも実質的な寿命といえます。
6.充電の減りが早くなってきたとき
スマホ本体の寿命よりもバッテリーの寿命のほうが短いことは述べたとおりです。
またバッテリー以外の部分は自分ではどうすることもできませんが、バッテリーは使い方によって長持ちさせることができます。
スマホを長く使用するためにはバッテリーをできる限り長持ちさせたいところです。
もちろん、機械であるため劣化を完全に防ぐことは不可能です。
しかし、充電の減りが購入当初よりも早くなった、充電の持ちが悪くなったと感じ始めたときに少しでもバッテリーの劣化を遅くするための方法はいくつかあります。
ここでは、充電の減りが早くなったときの対処法や、バッテリーを長持ちさせるコツについてご紹介します。
6-1.満充電状態の継続を避ける
リチウムイオン電池は、満充電状態(電池の充電が100%の状態)が続くと劣化してしまうという特性があります。
スマホやノートパソコンなどの購入時の電池残量が少ないのは、満充電状態での長期間保存による劣化を防ぐためです。
バッテリーの劣化を少しでも抑えたい場合は満充電にしない、満充電状態になったらすぐに充電器を取り外すといったことに気を配ると良いでしょう。
就寝前にスマホの充電を行っている方が多いと思いますが、この方法だと満充電の状態が長く続き、バッテリーに負担をかけてしまう恐れがあるため注意しましょう。
6-2.高温になる場所に置かない
リチウムイオン電池は、高温下の環境に非常に弱いです。
スマホを気温の高い場所で充電をしたり、利用したりすることは、バッテリーを著しく劣化させ、寿命を縮める恐れがあるため避けましょう。
普通に利用していれば、高温下でスマホを使うという機会はあまりないと思います。
気をつけたいことは、夏場の車内に放置したり入浴中にスマホを利用したりすることです。
リチウムイオン電池の許容温度を超える可能性があるため注意しましょう。
また、高温状態はバッテリーだけでなく、その他の部品にも悪影響を及ぼします。スマホはできるだけ涼しいところで管理・使用すると良いでしょう。
6-3.充電しながらの利用を控える
ゲームや動画を利用する際、充電しながらスマホを使っている方も多いと思いますが、これもバッテリーの寿命を縮める使い方です。
電池の消費と充電を同時に行っている状態は、バッテリーの寿命を縮める原因になります。
充電中は利用しないことが、バッテリーを長持ちさせることにつながるのです。
充電しながらスマホを利用していると、バッテリーが熱くなりスマホ本体へ悪影響を与えることもあり、やけどなどの人体への被害が起きる可能性もあります。
6-4.指定品以外での充電を避ける
近年は、メーカー純正の充電機器以外にもさまざまなメーカーで使える充電機器が販売されています。
しかし、メーカー指定の充電器以外のものを使用して充電することもバッテリーによくありません。
これは電圧などが異なる場合があり、バッテリーに不要な負担をかけてしまうことがあるからです。
スマホ購入時に付属しているメーカー純正品の充電器を使用するように心がけましょう。
6-5.スマホの設定を見直す
普段の電池の消費を抑えることで充電回数を減らして、バッテリーの劣化を防ぐことも1つの手段です。
最近のスマホには、省電力モードなどが用意されている場合もあり、画面の輝度を低くしたり、不要なアプリを削除したりすることで、電池の消費を抑える効果が期待できます。
また、GPSやBluetooth通信などの普段使っていない機能がONになっていれば、それらの機能をOFFにすることで、余計な電池の消耗を防ぐこともできるのです。
7.スマホの寿命が来たらどうすればよいか
スマートフォンの寿命が来た場合は、基本的には買い替えるより他ありません。
しかし、バッテリーや液晶の寿命であればそのパーツだけを交換することで延命することができます。
iPhone、スマートフォンが壊れた場合にメーカーサポートを思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし修理店は専業でやっているので、それだけスキルやノウハウも高くなり、メーカーより安く早く修理できるところもあります。
修理の種類を問わず、修理店の場合には故障しているパーツだけを交換するので、データを消さずに修理完了となるお店がほとんどです。
7-1.持込修理
都会や駅前を中心に多いのが、店舗持込型の修理店です。
- ・駅前に行ったときに気軽に寄れる
- ・予約なしで修理してくれるところも多い
- ・早ければ10分や15分で修理が完了する
7-2.出張修理
夜間や深夜、外に出るのがおっくうという時に助かるのが出張修理です。
- ・夜間の急な故障に便利
- ・外出しなくても修理できる
- ・その日のうちに修理が完了する
※は持ち込み修理と郵送修理の受付となります。
スマートフォンに関するトラブル解決
今回は、スマホの寿命や、充電の減りが早くなったときの対処法についてご紹介しました。
スマホやバッテリーは、使い続けていくうちにどうしても劣化してしまいますが、正しく扱うことで寿命を延ばすことが可能です。
逆に、雑に扱ってしまえば、想定よりも寿命が短くなり、短期間でスマホの買い替えを行わなくてはならなくなってしまいます。
スマホの寿命についてご紹介しましたが、故障による買い替えが多いのも事実です。
故障の原因として、ポケットに入れていて落としてしまった、浴室やプールなどでスマホを利用し、ぬれた手で操作してしまった、などが考えられます。
普段からスマホの扱いには細心の注意を払っておきましょう。
ではスマホのトラブル・故障修理・設定サービスなどの受付を行っております。
バッテリーに関しても無料診断を行っております。買い替えとバッテリー交換修理とガラス割れや液晶交換とどちらが良いのかと悩まれた際はお気軽にご相談ください。
更新日:2024/7/16
スマホスピタル 名古屋駅前店 店舗情報
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- 10時〜21時(無休)
- nagoya@smahospital.jp
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