Galaxyは防水だから水没しない?完全防水のスマホはあるのか
2022.01.01 お役立ち情報
当店には数多くの水没復旧依頼が毎日のように来ます。
お風呂やトイレ、プールなど落としてしまうシーンは様々ですが、ほとんどのお客様に共通していることがひとつだけあります。
それは自分のスマホが防水だと思っていること。
基本的にスマホは防水ではありません。
というのもスマホには水が入り込むスペースが数多く存在しています。
スピーカーの穴、画面の隙間、画面や背面が割れてしまっている人はそういった箇所からも簡単に浸水していきます。
そうやって水に濡れてしまうと内部の基板が錆び、起動ができなくなったり様々な箇所に影響が出てきてしまうという事です。
よく見る防水規格とは
よくIP68といった防水規格。
これを元にお客様はスマホは防水と思い込んでしまうことが非常に多いです。
しかしこれはあくまで完全な状態でテストした際のもの。たとえ数ヶ月でも使用すれば環境により防水機能というものは失われていきます。
その為、各種メーカーや当店のような修理店は水には濡らさないようにと徹底して案内をしています。
Androidの中ではGalaxysシリーズはかなり防水機能について強力だと謳っているいますが、実際問題そこまで水に強いわけではありません。
スピーカが搭載されている以上、スピーカー口はありますし、少なからずバックパネルの隙間などもある為そこから浸水してしまうでしょう。
しかし、iPhoneと比較すると液晶、バックパネル共に非常に強力に接着されており、ちょっとやそっとでは防水機能が失われてしまうことはないと思われます。
完全防水のスマホはないのか
では完全に水につけて使っても問題のないスマホはないのか。
実はそういったコンセプトのスマホは国内外で数多く発売されています。
日本国内でも京セラのタフネススマホなどが非常に有名です。
このタフネススマホはIPX8という非常に高い保護等級を有しており、水に沈めても大丈夫というレベルではなく水中利用を想定してテストされています。
しかも防振、気圧耐性も非常に高く、アウトドアシーンで非常に活躍してくれるスマホになっています。
では何故身近にこの端末がないのか。
まずは操作性がいまいちであること。
タフネススマホは上記の耐性を得るためにかなり特殊な構造をしています。
その為、タッチ感や持ちやすさなど様々な面での使用感が有名Androidスマホに劣ってきます。
加えてデザインも普段使うといったものになっていないのも挙げられるでしょう。
決して悪いわけではありませんが、いかにもアウトドアといったデザインをしているために一般ウケしなかったのではと言われています。
何かを得るためには
このように完全防水にするためには多くのものを切り捨てない限り実現することは当面ないと思われます。
確かにiPhoneや各種Android端末は非常に優秀な為、多少の水には強いですがあくまでも多少。加えて耐水機能の要である画面やバックパネルを止めてくれる接着剤も年数経過によって劣化してしまいます。
本当に自分に必要なスマホ、機能を言うものを見極めてからスマホを買ってみるのはいかがでしょうか?
スマホスピタル 新宿アルタ店 店舗情報
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- 〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目24−3新宿 ダイビル 3階
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- shinjuku@smahospital.jp
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