Xperiaを使用しているとき、さまざまなトラブルが生じることがあります。たとえば電源ボタンを押しても画面が真っ暗なままだったり、ホーム画面が表示されたままでスリープ状態にできなかったりするケースです。電源ボタンが反応しないからといって、必ずしも取り返しのつかない故障が起きているとは限りません。今回は、Xperiaの電源ボタンが反応しないときの主な症状や原因、対処法を紹介します。Xperiaの電源ボタンが反応しないときの症状Xperiaの電源ボタンが反応しないときの症状はさまざまです。代表的な症状として、次の3つが挙げられます。電源ボタンや音量ボタンが反応しないひとつは電源ボタンや音量ボタンを押しても、何の反応もしないケースです。通常、電源が入れば通知LED(アプリの通知などを知らせるランプ)が点いて起動を知らせます。しかし、何かしらの異常が起こっている場合、電源ボタンを押しても通知LEDが点かないことがあるのです、通知LEDだけではなく、電源ボタンを長押ししても反応しないときは、ランプの不具合以外の原因も考えられます。落下や水濡れで起こることの多い症状ですが、突然生じることもあります。電源はついているものの画面が真っ暗次に、画面のみが真っ暗になっているケースです。電源ボタンを長押ししたときに通知LEDやバイブレーションが反応した場合は、電源自体は問題なく作動しているといえます。ほかにも充電ケーブルを挿したときに音が鳴ったり、着信音が鳴ったりするのであれば、画面側に問題が生じていることが多いです。電源に問題がなく画面だけがつかないケースは、画面を交換すれば改善できる場合もあります。SONYのロゴが点滅を繰り返す3つ目は、起動するとSONYのロゴが点滅を繰り返すケースです。起動ループと呼ばれており、ロゴが出たり消えたりするだけで、ホーム画面が表示されない状態です。起動ループが改善されない場合、メーカー修理に出しても直る見込みは低いといえます。保証を利用して同種の端末に有料交換するか、新しい端末の購入を検討しましょう。Xperiaの電源ボタンが反応しない・起動しない原因前述のような症状が現れる原因は、複数挙げられます。普段と同じように操作していても、端末に負荷をかけるトラブルが生じていた場合、突然電源ボタンが反応しなくなることがあります。Xperiaの電源ボタンに関する不具合の原因は、次の4つです。バッテリーの劣化まず挙げられるのが、バッテリーの劣化です。長年使用している場合、バッテリーの劣化が進んでいる可能性があります。スマートフォンのバッテリーは、充電と放電を繰り返すにつれて劣化していくものです。劣化は端末本体が起動しなくなる、起動ループが生じるなどの症状が起きる原因になります。メーカー保証を利用するか、修理専門店にバッテリー交換を依頼しましょう。ソフトウェアの破損次に考えられる原因がソフトウェアの破損です。ストレージが圧迫されていたり、空き容量がないままアップデートを進めたりすると、ソフトウェアが破損することがあります。破損したソフトウェアのままでは、通常の動作ができないうえ、データも保存できなくなります。動作の異常が続いているときは、ソフトウェア復旧が必要です。基板の損傷ソフトウェアではなく、端末自体にダメージが生じている場合もあります。たとえば、落下や衝撃による基板の損傷です。充電により基板がショートすることもあります。基板の損傷にも修理が必要です。ただし損傷ではなく、コネクタが内部で外れてしまっている場合もあります。スマホスピタルには、基板損傷に関するご相談も数多く寄せられています。たとえば起動ループや起動不可状態でお持ちいただいた端末の内部を確認した結果、基板に損傷が見られるケースです。修理に時間を要するものの、復旧できることも多いため、まずはご相談ください。水没・水濡れお風呂での使用や雨による水没が原因であるケースも多いです。水没のおそれがある場合、充電するのは避けましょう。水没した状態であれば復旧できる可能性もありますが、充電すると基板がショートし故障してしまいかねません。充電はせず、即座に電源を切って修理を依頼することをおすすめします。Xperiaの電源が反応しない・入らないときの対処法Xperiaの電源ボタンが反応しないときや本体そのものを起動できないときの対処法として、以下の5つが挙げられます。修理に出す前に、下記の方法で復旧できないか試してみましょう。充電ケーブルを挿すバッテリー残量がなく、強制的に電源が切れてしまった可能性があります。充電不足を解消するために、充電ケーブルを挿してしばらく放置してください。ある程度バッテリー残量が回復してから再起動を試します。問題なく作動するなら、充電不足による一時的なエラーが原因です。再起動する一時的なエラーであれば、再起動で改善されます。SIMカードスロット横にある小さな赤色もしくは黄色のボタンを、先端が細いもので押すと再起動が始まります。再起動ボタンが付いていない場合は、電源ボタンと音量ボタンを同時に長押しすると、強制終了・再起動ができます。SIMカードを抜き差しするSIMカード自体が不具合の原因となっていることも考えられます。汚れや傷で正常に認識されず、本体の動作にも影響を与えている状態です。まずはSIMカードを抜いて、掃除をしましょう。購入時に付属していたダミーSIMを挿入して再起動を試すと、SIMカードに原因があるかを判別できます。ダミーSIMで問題なく起動できる場合は、SIMカードの破損が考えられるので、通信会社に問い合わせることをおすすめします。SDカードを確認するSDカードが正しく認識されていない、または破損している場合はエラーになることがあります。SDカードを抜き出してから再度電源ボタンを長押ししてみましょう。問題なく起動できれば、端末ではなくSDカードに不具合が起こっていると考えられます。SDカードを挿入しなおすか、新しく購入したものを使用すると解決できることも多いです。PCに繋げるPCを所有している方は、ソフトウェア更新・修復用のツール「Xperia Companion」の活用もおすすめです。Xperia専用のPCツールで、公式が提供しているため、安心して利用できます。SONYの公式サイトでPCのOSに合わせたソフトをインストールして使用します。XperiaとPCを接続できるよう、USBケーブルも用意しましょう。それでも電源が反応しないなら修理を依頼しよう紹介した対処法を試しても症状が改善されないときは、修理に出すことを検討しましょう。メーカー保証の期間内であれば、無償で修理を受けられることもあります。保証期間が切れている場合は、修理専門店への依頼がおすすめです。保証期間が過ぎていてもメーカー修理は申し込めますが、高額な費用がかかります。修理専門店なら安く・早く修理できるため、長期間スマートフォンを預ける必要がありません。スマホスピタルでも、液晶画面やバッテリーの交換、水没からの復旧など多くのお困りごとに対応可能です。下記は、スマホスピタルグループの修理費用の目安です。Xperia XZ3Xperia ACE llXperia 10 IIIガラス+液晶交換修理 (軽度)20,800円~要お問い合わせ26,800円〜ガラス+液晶交換修理 (重度)20,800円~要お問い合わせ26,800円〜水没復旧9,800円~9,800円~9,800円~バッテリー交換9,900円~11,800円~10,800円~※名古屋駅前店の料金例(2024年1月現在)スマホスピタルグループはほとんど共通料金で承っているため、名古屋駅前店以外の店舗でも同等の金額でご利用いただけます。まとめXperiaの電源ボタンが反応しないとき、単純に故障で起動できない場合もあれば、画面だけが表示されなくなっていることもあります。まずは通知LEDやバーブレーションなどほかの機能は反応しているか、破損や水濡れの原因となる使い方はしていないかなどを確認しましょう。長期間使用している場合は、バッテリーの劣化も考えられます。スマホスピタルではバッテリーや液晶画面の交換など、さまざまな修理に対応しておりますので、お気軽にご相談ください。更新日:2024/01/25