Android Qの最終ベータがついに配信!Androidは、iOSと同じくバージョンアップを繰り返して、次のバージョンへ移行していきます。今回、次回の大型アップデートとなる「Android Q(10)」の最終ベータとなるバージョンが提供されました。 最終ベータが終われば、次は正式版のリリースとなります。 Androidのベータ版配信が受け取れるのはベータプログラムに登録したPixelデバイスのみであり、他のAndroidスマートフォンには一歩遅れての配信となります。 Android Qベータではどんな機能が実装された?以前のベータでは、アプリ切り替えのジェスチャーがよりシームレスになるよう、iOSと同じようなナビゲーションになったり、戻るボタン・アプリ履歴ボタンの廃止、位置情報のアクセス機能に、「そのアプリの使用中のみ」が追加されるなど、iOSに追随する一面も見せています。 ダークテーマの追加や、セキュリティの向上、スマートリプライ(機械学習によってふさわしい返信を自動で出し、ユーザーがそれを選択することで素早い返信が可能になる機能)、 QRコードでWi-Fiパスワードを共有する機能、ホームにて間違えて削除してしまったアイコンを元の場所にワンタッチで戻す(アンドゥの機能)、オンライン動画に字幕を入れる、など、Android特有の操作面においてもおおきな改変が入っています。 気になるAndroid Qは…。気になるAndroid Q最終ベータの新機能ですが、最終ベータともなると、新機能の追加ではなく、バグフィックスや最終調整の方が大きく、正式版のリリースに向けた最後の調整といったところでしょうか。 ただ、今回ジェスチャーの感度を調整できるようになる設定が盛り込まれたようで、きちんとユーザーのインターフェースに対する意見を入れているな、と感じました。もちろん、Android Qで一番大きな変更点ともいえるジェスチャーナビゲーションは、設定から元の3ボタン式に戻すことが出来ます。 このAndroid Qは、今年の夏に正式版のリリースを予定しています。夏が終わるまでもう少しといったところで、例年通りであれば8月末にはリリースされるのではないでしょうか。手元に届くまでは(ピュアAndroidではない場合)時間がかかると思われますが、新機能をくわえてさらに魅力の増したAndroidスマートフォンを、ぜひ触ってみてください!