近年スマホの防水、防塵性能は向上しております。しかし、水没被害は後を絶たないといった状況です。今回は防水性能表記に注目し、何故水没してしまうのかを考えてみます。 防水、防塵性能の表記の仕方についてスマホの防水、防塵性能はIPコードで表記されております。IPコードの読み方は以下のようになります。IPXXに注目一番目のXの部分が防塵性能の等級を表しております。例:IP5Xなど二番目のXが部分防水性能の等級を表しております。例:IPX5などXは等級が省略される場合に使用されます。それぞれの等級を個別に表記する場合などにXを使用します。例:IP5X/IPX6数値は0~8の9段階等級は9段階あり、数値が大きいほど高性能だと言えます。防水性能が気になる場合は、IPX〇の数値が大きいものを選びましょう。 IPX8でも水没する理由にて水没のご相談を頂く機種の多くはIPX8の端末です。一番等級の高いスマホなのになぜ水没してしまうのでしょうか?それは、等級テストの方法にあります。防水性能のテストは、常温の水道水が用いられます。水をかけたり、ある程度の深さの水中で端末を放置し、その後、使用できるかどうかをチェックします。常温の水道水に注目!テストで用いられる水は常温の水道水となります。つまり、プールの水や海水では防水性能は保証できないのです。これはお風呂や温泉などの温水も同様です。また、サウナなどの水蒸気によるテストは行っておりませんので、細かい水分に対する防水性能は未知数となるのです。 端末の説明書をしっかり読みましょう!充電口のカバーなどが開いていると、防水性能がお幅に低下するものもございます。スマホの防水性能を確認する際はIPコードだけではなく、説明書の記載をしっかりと確認して使用するようにしましょう。 スマホを水没させないために今回ご紹介したようにスマホの防水性能はIPコードの等級が高い方がよい事が判りました。しかしそれは、決められた条件下での使用に限ります。水没させないためにはスマホを水回りに持ち込まない事が一番のとなりますので、精密機器は防水性を過信せずに水回りでの使用は控えるようにしましょう。万が一スマホを水没させてしまった際は、の水没復旧修理をご依頼下さいませ!水没復旧修理について詳しくは各店舗スタッフまでお気軽にお問い合わせください。みなさまのご利用をお待ちしております。