皆さんはお使いのスマートフォンに防水機能が付いているかどうかと言うのはご存知ですか?詳しく知らないという方も多いと思いますが実は最近のスマホにはほとんど防水機能はついています。耐水機能が付いているからと言って水に浸けてもいいということではありません。耐水機能はIPX~かIP2~という表記がされています。IPの後ろの数字が防塵の等級、その次の数字が防水の等級になります。ただこの等級は少しわかりにくく凄く限られた条件下で測定がされています。例えば多くのスマホに付いているIPX7は静止した水の水深 1mの深さに 30 分間ほど端末を放置しても水が浸入しないというものなのですが、まずここで出てくる「水」というのが水道水などの真水になります。例えばお風呂の湯は熱いのでここに出てくる「水」には該当しませんし、川で水没してしまった際でも川の水は「水」ではありませんし流れがあるので該当しません。このようにこのIP等級は普段してしまう水没には正直あまり関係ありません。IPX7の静止した水の水深 1mの深さに 30 分間ほど端末を放置しても水が浸入しない。という文書だけみると意外に強いのではと思われる方もおれらるかもしれませんが、正直スマホの耐水機能はあまりあてにはなりません。まずスマホの耐水機能の大部分は粘着テープです。このテープ修理をする際に剥がす必要がある端末がほとんどなのですが、良く溶けてしまっています。という事は防水機能は時間経過により劣化をしてしまいます。正直テープが無いと水分は入り放題になります。当店によく水没でお持ち込み頂く端末でお風呂場で使っていていきなり電源が入らなくなってしまったという症状や全くの別の症状で修理を受けさせていただきお客様は水没をさせたことが無いのに水没の反応が出てしまっているということもあります。恐らくお湯から出る水蒸気により水没の反応が出てしまったものだと思われます。劣化してしまったスマホや耐水機能が付いていないスマホはお風呂の水蒸気程度で水没をしてしまいます。なのでいくら耐水機能がついているスマホでも出来るだけ水が入ってしまうようなことはしないようにしましょう。また、水没してしまったスマホは出来るだけ早く電源を落として修理店へもっていくようにしましょう。当店にお持ち込みくださる多くのお客様は水没させてしまい、しばらく電源がはいっていたが電源が入らなくなったので修理を依頼したいというお客様です。今回は水没した際にどうすればいいのかというのをご紹介したいと思います。 水没してしまったらどうしたらいいの?水没してしまった際はまず端末の電源を落とすようにしてください。これをするだけで端末の復旧する確率はかなり上がります。次に端末の水分を拭き取ります。充電口にはいってしまった水分なども出来るだけふき取るようにして、早めに修理店へ持っていきます。すぐに修理店へ持っていけない場合は拭き取りしっかり乾燥させるようにしましょう。もし修理店に行きたくない、保証などの関係で行けないという方はただそのまま端末を使い続けるくらいならすぐにバックアップを取るようにしましょう。もしつかなくなってしまった最悪の場合でも端末からデータを取り出せるようにしておきましょう。まず、水没してしまった際は焦らず電源を落とすことが大切です。通電させてしまうと基板がショートしてしまいデータが取り出せなくなることもあります。修理店へ行かない場合でも出来るだけしっかりと乾燥をさせてから通電させるようにしてください。端末を閉じたまま乾かす場合は最低でも1週間ほど乾かさないと水分は残ってしまっています。修理店で乾燥させると基板を洗浄させて端末を開けた状態で乾燥してくれるので一日もかからずに乾燥させることが可能です。水没させてしまった際は修理店へ行き端末をしっかり乾燥させてから、通電をさせて速やかにバックアップを取って機種変更をするというのが基本になります。 まとめ当店での水没復旧作業は基本的に4~5時間ほど頂きます。というのも作業に時間はかからないのですが、乾燥にしっかりと時間を取っているのでこれくらい時間をいただいております。上に何度も記述させていただきましたが水没は修理店へ行くのが早ければ早いほど復旧する確率が上がります。電源が入らなくなり持ってこられた方も普及はするが、水没により画面が壊れてしまっているということがかなり多いです。もし水没してしまった際は出来るだけ早く修理をする様にしましょう。また、当店ではAndroid端末のパーツも在庫も置いてあります。もし水没してしまいパーツが必要となった場合でも取り扱いのある端末であれば水没復旧作業後すぐにパーツを交換することができます。なので水没でお困りの際は是非当店をご利用ください。※Android端末のパーツは取り扱いのある機種でも店内の在庫がない時がありますのでご了承ください。